英語ネタ PR

英語の勉強を考える みんな大好き4技能の前に考えることがある!

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

 みなさまこんばんは、あのつぎはイです。今日も更新やっていきます。今日は英語の勉強を考察していこうと思います。日本の英語学習って早ければ幼少期から、学校としては小学校から始まっていますが、大人になっても英語を使えないと多くの人たちから言われています。その中で、世間がよく4技能をまんべんなく学ぶことの重要性を語っておりますが、自分としてはその前に考えることがあると考えております。そこで今回は、世間の話を自分なりに考察しつつ、自分が考える4分野を説明していってみようと思います。それではやっていきましょう。

1. 4技能に対する所感

英語学習を考える中で、よくテーマになる事が多いのは「今の学校英語は文法ばかりだから使えないのだ。だから使える英語を学べるようReading, Listening, Writing, Speakingの4技能を満遍なく習得できる方法が必要だ」というものでしょうか。

 確かに普段「使える」英語と表現する時は、大抵は町中とかお店とかで出会った外国人と英語で話をすることができるかとか、海外で旅行や留学に行った時に現地の人と英語で話をすることができるかとか、とListeningとSpeakingの技能が重視されている気がします。

 でも、例えば自分の場合は医学論文とかを英語で読んだり、もしくは研究結果を発表するときに英語を書いたりと、ReadingやWritingの方が扱う頻度が高く、しかも難しい単語とかを扱うことが多いんですよね。

 つまり、4技能といっても、場面によって必要になる技能が違ったり、もしくは人によってweightが変わったりするんです。例えば、仮に町中で突然外国人から「I’d like to go to TOKYO SKYTREE, Could you tell me the way to go there?」とか聞かれたら、最低でも地図とか見せながら「Now this point! You get this train. You Stop Oshiage Eki!」とでもいえば、多分通じると思います(実際近いことをやったことありますが、理解してもらえました)。しかし論文を読むとなると、例えば「The primary end point was the occurrence within 1 year of a major adverse cardiac or cerebrovascular event, defined as death from any cause, myocardial infarction, stroke, or repeat revascularization. 」(以上New England Journal of Medicineより)を正確に読めないといけないわけです。ちなみに上の文章はこれで1文です、長いですねー、単語も難しいのが多いですねー。論文じゃなくても、英字新聞を読めば(見れば?)分かりますが、結構読むの大変です。そのため、自分としては4技能に分けて学ぶというのは、あまり勧められないのではないかと思います。

 そこで、自分は4分野に分けて勉強し、その勉強するときに4技能で使えるようになっているかを確認しながら進んでいくといいのではないかと思います。ということで、自分が考える4分野を説明していこうと思います。

2. 主が考える4分野とは

 結論から言うと「単語 文法 構文 長文」です。当たり前の話ですね。

 これ、Readingにひとまとめにして言われますが、他の技能でも必要なのは想像に難くないかと思うんです。皆さん嫌いな文法にしたって、知らずに英文を書けばしっちゃかめっちゃかな文が出来上がるし、聞こえた英文を理解するのに苦労するだろうし、単語で言えば知らない単語は聞こえても分からないし話せないです。逆に上の4分野を勉強している時に、この単語を覚えたかどうかは、見てわかる(Reading)か、聞こえてきた時に分かるか/ちゃんと自分で発音できるか(Listening, Speaking)、ちゃんと書けるか(Writing)を考えていけば、自然に4技能の力はつくんですよね。構文も熟語的なものの場合だと、同じように見てわかるか、聞いただけで直ぐに構文が把握できるか、自分で同じ構文を利用して別の英文を書けるか、と考えていくと、4技能の力が身につく気がします。これ、逆にListeningをする時に、単語・文法・構文・長文を一つずつ把握しているか見ていこうとすると、他の技能を勉強するときに重複して勉強することが多くなりそうな気がして非効率な気がするんですよね(やったことが無いから分かりません)。もう一つは、前の記事を参照していただくと分かりますが、Speakingの練習がそのままListeningの勉強につながったりと、結構4技能は絡み合った学習になりそうで、きれいに分かれない気がするんですよね(きちっと分けたいA型気質www)。

 一方、帰国子女とか多読主義が慣れている人だったりすると、4技能から勉強をしていくのもありかなと思います。というのも、多分そういう勉強に慣れているから(自分たちが小学生の頃、国語の勉強をする時って音読=Speakingとか書き取り=Writingがメインで、低学年ならあまり苦にならなかったでしょ、それと同じ)。なのであまり気にしなくて大丈夫。

 こんな感じで、勉強するときは4分野に分けて勉強して、4技能を想定しながら勉強するというのが理想ではないかと思います。この4分野と4技能をそれぞれどう結び付けるか、次で少し話してみましょう。

3. 4分野と4技能の結びつき

 早速行きましょう

1. 単語編

 これと文法が語学を勉強する基本ですかね。基本て地味なんです、退屈です。ポイントは、「いかに飽きることなく、そして何度も同じ単語に出会って覚えていくか」です。そのために「Anki」というアプリを使うことをお勧めします。そして、4技能を結び付けるために、覚える時は

・ 実際のnativeの発音と発音記号を結び付けて、必ず自分で発音しながら覚える

・ 一語一訳で構わないので、覚える時は必ず同じ日本語で覚える(同じような日本語は覚えていないとして復習する)

という感じ。上の箇条書きを守るだけでSpeaking, Writing, Listeningの3分野を同時にやれちゃう優れもの。これで何度も発音して覚えるのがいいかなと思います。

2. 文法

 これも基本ですね。最近は「一億人の英文法」のような、社会人向けで読みやすい参考書が多く出回るようになった気がします。しかも、結構4技能を意識したような参考書が多いんですよ。音声がダウンロードできるものが多いですし。ただ、現時点でここにお勧めの勉強があまり思いつかないんですよ。この辺りは本当に持続的な勉強が後々聞いてくるところで、中学・高校で勉強したおかげであまり苦労していないっていう。あえて勉強法を言えば、どんな参考書でも良いので(できれば「一億人の英文法」レベル)一冊を完璧に仕上げるのが大事かなと思います。完璧というのは

・登場する例文を見ながら、ダウンロード音声と一緒の速度で音読して日本語に直ぐ訳せる。

・登場する例文の日本語訳を見ただけで、すぐに同じ英文を書くことができる(他の書き方ではだめで、あくまで全く同じ英文)。

 ここまで出来れば4技能のどれでも通用する文法力になるかなと思います。

3. 構文 解釈

 ここは少し注意が必要です。というのも、お勧めできる構文の参考書が本当に少ないんです。あえて言えば、「英文解釈の技術」シリーズですが、量が多い割にListeningやSpeakingに役に立たない(Readingで読めないと困る文章が多く登場する)んですよね。そういう意味では、ListeningやSpeakingをメインに扱っていきたい人は、思い切ってこの分野を捨ててもいいかもしれません。それでも十分英語は使えますからね。

 あと、ReadingやWritingから見ても、お勧めの参考書が少ないんですよね。多くの参考書が謳う構文とは「too ~ to …」とか、「so ~ that S V …」とかいう、いわゆる「熟語・慣用句的な表現」を並べているだけの参考書で、例えば「thatの識別」とか「whichの識別」とか、読むうえで悩ましい構文把握を網羅的に勉強できる参考書が少ないというのが実情です。この辺りは今後の勉強でも自分なりにまとめていきたいなと思います。

4. 長文

 この辺りは最近の大学入試を含めて主流になっている分野ですね。といってもここについては、実際の長文を扱いながら、今までの1-3の勉強の復習と、長文特有の勉強事項(並列・逆説、抽象具体など文同士のつながりとでもいえばいいのでしょうか)をやればいいので、その時に

・必ず音声を聞いて、音読する(理想はオーバーラッピングとシャドーイングだが、長文の長さによる:300-500語くらいなら音読推奨)

・登場する英作文は可能なら誰かに添削してもらう

を意識できるといいです。

最後に

 いかがだったでしょうか。この英語学習については、今後自分が使用してよかった参考書やダメだった参考書など、いろいろと参考書の評価を行おうと思っていますが、その基準になるのが、上記の「4分野と4技能の結びつき」を前提にしたものが多いため、今回あえて記事にさせていただきました。

 というのも、こういう学習方法って人による好みが激しいんですよ。個人的には、好みによって使い分ければいいよって思うんですが、ダメですかね。いいところを取り入れて、自分が使いやすいようにアレンジする。これが一番大事かなと思います。

 それでは皆様、have a nice day and see you next day!