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FP2級の試験を受けてきた 受験申込から試験会場に行くまでと試験の感想

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 みなさまこんばんは、あのつぎはイです。しばらくブログの更新を怠けておりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。更新が滞ったのは、流石にこの1週間はFP2級試験のために試験勉強をまじめに取り組んでいたため、また実験もそこそこやっていたので時間が無かったからです。

 ということで、本日FP2級試験を受けてきました。そこで今回は、そのFP2級試験の感想(試験問題の中身までは未だ踏み込めないです:後述します)と、「そもそもFP試験って何?」ってところから説明していこうと思います。

 では、やっていきましょう。

1. そもそもFPって

FPとは

 FPとは、「ファイナンシャルプランナー」もしくは「ファイナンシャルプランニング」の略ですが、言っていることは行為orその行為をしている人を指しています。ファイナンシャルプランニングとは「人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法(日本FP協会より)」であり、その知識を持って相談者をサポートする人をファイナンシャルプランナーと呼びます。ようは、普段のお金の使い方を考えて、その相談を解決するために支援してくれるのがFPというわけです。このあたり、今後詳しく説明していきたいですね。

 そのファイナンシャルプランナーの資格を取得するのに受ける試験が「ファイナンシャル・プランニング技能検定」試験(以下FP試験)です。

FP試験ってどんな所が実施しているの? 民間資格なの?

 FP試験は国家資格の一つ(こちら参照)で、1,2,3級に分かれています。実際はAFPとかCFPみたいな民間資格もありますが、このブログではFP試験と言えば1-3級の国家検定の方を指すことにします。

 歴史的な背景が若干複雑ですが、FP試験は国家試験であるものの、試験は「特定非営利活動法人(NPO法人)日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(日本FP協会)」と「一般社団法人 金融財政事情研究会(きんざい)」の2つの協会が実施しており、どちらの協会でも良いので試験を受けて合格すれば、該当級の資格をゲットできるという仕組みになっています。

 試験としては、毎年1,5,9月に行われます。

FP試験ってどんな問題が出るの?

 FP試験で勉強する範囲は大まかに「ライフプラン」「リスク管理」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続、贈与」の6分野となります。「ライフプラン」では、相談者の将来のイベントとお金の推移を作成したり公的年金の内容について勉強します。「リスク管理」では日本人が大好きな保険(特に民間保険)を中心に勉強します。「金融資産運用」では株式や債券などについて勉強します、NISAなんかもここで勉強します。「タックスプランニング」では、所得税や法人税、消費税を勉強します。「不動産」では、宅建業など賃貸や不動産の有効活用について勉強します。「相続、贈与」では相続・贈与の仕組みや相続税、贈与税について勉強します。3級と2級で違うのは、勉強する範囲が広がったり(消費税や法人税は2級で初登場します)、同じ内容でもより詳しく勉強したり(ポートフォリオについて、2級ではシャープレシオという計算式まで勉強します)、難易度が一段上がります。1級はさらに詳しい内容まで勉強するみたいですが、自分は今のところ2級までしか勉強していません(し、1級までするつもりもありません)。

 また、2,3級のFP試験は、本番当日は午前の「学科」と午後の「実技」に分かれます。学科(120分)では主に3-4つの選択肢から正しいもの/誤りのものを選ぶ試験が、実技(3級で60分、2級で90分)では実際に計算して答えを出す試験が出題されます。といっても学科で選択肢を選ぶ際に計算することがあるし、実技でも選択肢から選ぶ問題もあるし、勉強する内容についてはあまり大きく変わりません(頻出項目が変わると思えばいいかな)。

 FP協会ときんざいで試験問題が変わるかというと、学科については2,3級は共通です。実技が違います。一応合格率が異なりますが、受験者層が異なるみたいです。個人で受験するのであればFP協会の方がいいという意見が多いみたいで、自分もFP協会で申し込みました。

合格基準は?

 2,3級とも共通ですが、学科と実技の両方で60%の点数で合格です。2級の実技だけ配点が公表されていませんが、他は1問1点で60%とれていればOKと考えても大丈夫です。一応両方とも同時合格できなくて学科のみ合格でも、次回以降は学科が免除って感じになるはずです。

2. ということで、FP2級試験を受けてきました

FP試験て誰でも受験できるの?

 FP試験の受験資格は、3級については「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」となっていますが、ようは「誰でも受験可能」です。2級はいくつか受験資格が必要で、「日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者」「3級FP技能検定の合格者」「FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者」「厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者」(詳しくはこちら)のいずれかに当てはまる人になります。自分は2021年9月の試験でFP3級に合格しており、今回2級試験を受けてきました。

感想始まり 申し込み

 ここからは感想戦(?)です。FP2級試験の申し込みは11月の頭に、申し込みが開始したと同時くらいに申し込みしました。そしてその直前に「フォーサイト」の「バリューセット1 2022年1月試験対策(2級基礎+過去問・2級FP技能士+AFP)+3級対策」というものを申し込みました(価格は61,530円)。なぜ申し込んだかって?それは他の記事を作るつもりです。

試験当日 会場に到着するまで

 試験勉強内容については、今後少しずつ出していきます。というのも、できれば問題を利用したくて、でも問題を引用するにはFP協会に申し込みをしないといけないみたいで、現在申し込み中なんです。許諾をもらったらまた記事を書くので見に来てください。

 ということで、試験当日、会場はポートメッセなごやだったので、名古屋駅からあおなみ線を利用して向かいました。ただね、3級の経験があったから想像していたんですが、電車がめっちゃこんでました(笑)。休日の、しかも朝早くから、レゴランドに行くにはまだ早い8:50くらいの電車なのに、家族連れに見えない個人の乗客が立ち乗りいっぱい!!でした。

 で、ほぼ誰も降りずに終点の金城ふ頭駅まで到着。うゎーと人が出ていき、そして向かう先も全く一緒、みんなFP受験者ですね、分かってたけど。

 ここでアドバイスが二つ。1つ目、会場によっては電車がめっちゃ少ないから車で送り迎えしてもらうって人も出てくるかと思います。実は3級試験はそうしてもらったのですが、考えることは皆一緒、会場付近の道路が混みます!そして会場付近の乗り降りで路上駐停車がとんでもないことになります、ABUNAI!当然終わった時も迎えの車でごった返すので、会場のそばよりは、その周辺の目印が分かりやすいところで合流するという感じにした方が良いかと思います。

 2つ目は電車で行く場合、普段混まない電車だから座って勉強しようと思うそこのあなた!?ほぼ間違いなく無理です。上の通り普段なら座れたであろう電車で、始発から終点までずっと立ちながら行きました(約25分)。想定していた事態だったので、自分はA3くらいの紙1-2枚で自分の弱点を復習できるよう過去問の間違いをあらかじめ試験前日までにマインドマップ(下記)にしておいて、電車ではそれを眺めたり、もしくはiPadに過去問をいれて見直したりしていました。座っている人たちは問題集を広げたり教科書を広げたりして勉強していましたが、基本的に立っていてもやれる勉強を用意した方が良いかもしれません。

2021年1月,5月,9月の学科試験を解いて間違ったところをまとめたマインドマップ。これでA3一枚で、試験当日のみならず、普段も電車とかで眺めて覚えられるのでお勧めなやり方です。

着いてから 学科試験が始まるまで

 試験会場入り口に貼ってある教室一覧を確認して会場入りしました。

 

 会場入りするひとだかりをみても、たくさんの人という事が分かります。

個人情報が出ないよう、なるべく皆が前を向いていて、顔が見えない写真を撮りました。

 試験教室(?)に入ると、驚きの風景が!?

 3級の試験は会議室みたいな教室だったのに、2級は体育館みたいなだだっぴろい会場に受験者を入れ込んだだけの仕様。AとかBとかグループ分けしてあるんだけど、別に大きな仕切りがあるわけではなく、しかもこの会場、アナウンスはマイクで会場一斉だったんですよね。

お昼休憩中に撮影した会場風景。体育館で受けるセンター試験(古い?)みたい。この後3級の会場もちらみしてきたんだけど、そっちは大学の教室みたいな感じだった。なぜ2級がこっち?

学科試験の感想

 2級の学科試験は120分で60題の問題を解きます。すべて4肢択一形式で、適切なものか不適切なものを選ぶ問題になります。

 解いた感想ですが、最初の10問が過去問とかなり毛色が変わっていると感じました。いやぁ、焦りましたね。最初の10問てライフプランからの出題で、自分としては得意な所だったのですが、過去問で問われていた内容に更に一工夫を加えた感じの問題で、開始後しばらくは「やべぇ、合格点取れるかな」って感じでした。

 ただ、その後は比較的過去問から出題されていたり、もしくは消去法(これがかなり大事です)で正解を選べたり出来て、60問解き終わるころには「こんなもんかなー」って思うくらいな難易度でしたね。最初が難しかった分、試験終了直後のtwitterでは「難化してる」「難しかったー」というツイートが多かったように思います。

お昼休憩

 お昼休憩は、試験時間通りなら大体1時間30分くらいです。今回はポートメッセということで、最初は駅のコンビニで済ますつもりだったのですが、レゴランドのおかげ(?)で近くにレストランが集まっている区画があり、そこでお昼を食べました。普段ならカップルや家族が多くいるのでしょうが、今日は4人席を1人で座っている人たちが多かったです。

お昼は味噌煮込みうどんにしました。しっかり温まって午後の試験にGoです。

 お昼休憩中に、実技の過去問で間違ったところを復習しました。特に計算の所は、過去何度も同じ問題が出ていることが多く、重点的に復習した感じです。3級受験者の場合、このお昼休憩を利用して実技の勉強をして、それだけで実技の合格点をもぎとる猛者もいるようです。確かに、出る問題決まってますからね。

午後の実技

 後半戦の実技です。こちらは配点が分からないので間違えたところが何点かによりますが、全体的には過去問からしっかり出ていたというところでしょうか。場合によっては3級でも問われていた内容がそのまま今回の試験でも出ていた気がしますが、一方で露骨に難しい問題も存在しました。過去問と同じ問題をいかに取りこぼさないかが勝負になった気がします。

終わった後

 試験終了後、何千人という受験生が一斉に帰るわけです。そう!電車が混みます、道路も混みます。そこで、時間差で帰ろうと思い、先ほどのレストラン街に戻り、カフェでまったりしながら時間をつぶすことにしました。

 幸いお客さんがほとんどいなかったので、失礼して学科と実技の解答速報を見ながら自己採点もしていました。結果としては学科も実技も8割くらいの結果かなーと思っています。

最後に

 いかがだったでしょうか。試験問題の感想はほとんど言えていませんが、FP試験の1日の流れだけでも感じてもらえれば幸いです。

 試験も終わったので、今後はブログ更新の頻度を上げていきたいと思っています。ぜひまた遊びに来てください。それでは、have a nice day and see you next day!