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初めてのレビュー! 「TOEIC(R)L&Rテスト Part 3&4 鬼の変速リスニング」

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 みなさまこんばんは、あのつぎはイです。今日も更新やっていきます。

 今日は、初めてのレビューとなります。そして紹介するのはコレ

 「TOEIC(R)L&Rテスト Part 3&4 鬼の変速リスニング

 です。通称「鬼変」ちなみに「変速」であって「変則」ではないです。

 この本はこんな悩みのある方におススメです。

  • ・TOEICのListening Partで伸び悩んでいる人
     (特にListeningが300点台で400点を目指している人)
  • ・TOEIC以外でも、Listeningの勉強の仕方がよくわからなくて困っている受験生や社会人
  • ・英語の学習で「オーバーラッピング」「シャドーイング」なる勉強法をよく耳にするが、その方法を具体的に知りたい人

 自分自身が最初の2つに当てはまっていて、大学受験とか大学時代、医者時代と英語長文を読む機会は沢山あったのでReading Part(以下Reading)はそれなりに解けていたのですが、Listening Part(以下Listening)の方はいまいち勉強方法が分からず独学でなかなか点数が伸びなかったんですね。それで悩んでいた時にこの本に出合い、一通り学習したところ、Listeningの勉強法を知ることができて、結果Listeningの勉強が充実していって、最終的にはListeningだけで450点が取れるようになりました。

 そこで今回は、以下の4つに分けて、皆さんにこの本の魅力と自分がやった実際の使い方、そして注意点を説明していこうと思います。

  1. 商品紹介
  2. 自分がこの本で実際に勉強した時のやり方
  3. この本で得られる効果=メリット
  4. この本のデメリット
  5. どんな人にお勧めするか

 では早速やっていきましょう。

商品紹介「TOEIC(R)L&Rテスト Part 3&4 鬼の変速リスニング」(鬼変)について

 もとは2014年に出版されていますが、2018年に新装版が出ました。自分が持っているのは新装版です。なお、新装版が出た時に2冊目も出ています。

 アルク出版からの書籍で、著者はTOEIC講師のテッド寺倉さん、和泉有香(Joy)さん、天満嗣雄さんの3人です。

 注意点ですが、abceedなどで音声がgetできるので、必ず音声とセットで勉強してください。Listening教材を音声なしで勉強する人はいないと思いますが念のため…

 構成としてはTOEICのListening Part3,4を1日1題ずつ(会話なりスピーチが1つに問題が3つで1題)扱いながらリスニングの勉強をしていきます。

 ただ、リスニングの方法がまず変わっていて、最初問題を解くまでに音声を

  • 2.5倍の「鬼速」
  • 2.0倍の「爆速」
  • 1.5倍の「快速」
  • 1.0倍の「並速」
  • 0.7倍の「亀速」

 といろいろな速さを何度も聞きながら問題を解きます。

 この時点で他の本と異なりますが、この本はその後も変則です(笑)。

 問題を解説し、元の会話文(やスピーチ文)の中身が解説された後、

  • リピーティングで並速
  • オーバーラッピングで並速と快速
  • シャドーイングで並速と快速

 が用いられながら音読が強制されるという、NHKラジオ講座みたいな構成が待っています。

 これで1日の勉強が終了で、これを毎日28日間続けていきます。間にspecial partも入るので、28日間やると24題の問題を勉強できるという物です。

 この勉強をNHKラジオ講座みたいと感じるのは、abceedで音声を聞きながらやると分かりますが、

 大阪人のノリで話が進むから、あっという間に勉強が進む&間のトークも面白いので、翌日以降も楽しみになる。

 になりますね。英文のリスニングの合間に挟まれる大阪人同士のtalkが軽快で面白くて、ついつい明日の話はなんだろうってワクワクしながら勉強が続けられるというものですね。

自分がこの本で実際に勉強した時のやり方

 ということで、その面白かった本を実際に自分が使った時の体験をお話ししましょう。

 自分は最初紙の書籍で勉強していましたが、途中から自炊してiPad airに入れて勉強していました。

 ひとまず自分は本の通りに1日1題ずつabceedの音声を利用して勉強しました。音声に従って勉強したので、1題を勉強するときはこんな感じで進めましたね。

  1. まず言われた通りにリスニングをする
     鬼速、爆速、快速、並速の順にそれぞれ3回ずつ音声を聞く
     並速まで聞いたら問題を解く ㊟亀速は聞かない
  2. 解説を聞いて間違った問題にチェックを付ける
     今思えばチェックは不要だった
  3. 音読する前に音読ポイントを聞く
  4. リピーティングは並速を1回だけ聞く
  5. オーバーラッピングで並速、快速をそれぞれ3回ずつ話す
  6. シャドーイングで並速、快速をそれぞれ3回ずつ話す

 とにかくこれを28日間繰り返しました。というのも、自分がこの本でやりたかったのは

Listeningの勉強法を体と頭に叩き込む

でしたので、この本を使っている最中は、公式問題集などを除けばListeningはこの本だけを勉強していました。

そして、これで終われば今までの自分のListeningの勉強と同じだと感じたので、復習として

  • 前日の音声で以下の事をする
  • オーバーラッピングで1倍、1.2倍、1.3倍、1.5倍、1.5倍の5回
  • シャドーイングで1倍、1倍、1.2倍、1.5倍、1.5倍   の5回
  • total 10回の音読で終了

 ここまでやっていました。

 なので、毎日30-50分くらいこの本の勉強に費やしていたと思います。

 最初は2.5倍速とか、聞いても何を言っているのか全く分からなくて、どころか1.5倍の音読もかなり大変で、最初は「うわー、これ続くかなー」と心配だったんです。

 でも、それでも続けられたのは、やはり

大阪人の軽快なtalk

 に助けられたのは大きいですね。

 この結果

Before

  • リスニング問題は解いて解説を読んで、知らない単語を調べて終わり
  • 問題が間違っていたorスクリプトが十分に聞けていなくても
  • 復習の仕方がいまいちわからず、知らんぷりして終わっていた

After

  • リスニング問題は解いて解説を読んで
  • 問題が間違っていたorスクリプトが十分に聞けていなかったなら
  • 原稿と音声(1倍と1.2倍と1.5倍)をAnkiに入れて
  • 定期的にオーバーラッピングとシャドーイングをして復習する

 という変化がありました。結果としてこちらの記事(「私がTOEIC対策で勉強した方法 ー皆がしている事を自分もすることが大事ー」)にも写真を載せましたが、

 TOEICの点数が、Listeningだけで300点台→450点、全体も700点台→900点

 と自分でも十分満足のいく結果になりました。よかったよかった。

 ちなみに、上でサラッとAnkiアプリを登場させましたが、その有用性や使い方は下の記事から見てみてください。

この本で得られる効果=メリット

 さて、この本ですが、得られるメリットとして挙げられるのはこんなものですね。

  • 1題1題の問題への「具体的な」取り組み方が分かる
  • リスニングの問題で、復習の際の「具体的な」方法が分かる
  • オーバーラッピングやシャドーイングの「具体的な」方法が分かる
  • 他のリスニング教材にも応用が効く

 というところです。勿論オーバーラッピングとシャドーイングもやっているので、そこから得られる効果もあります。詳しくはこちらから(「オーバーラッピングとシャドーイング する時に気を付けるべき5つポイント」)

 いずれにもあるように、

 具体的

 この言葉がとても似あう教材です。そのおかげで、他のリスニング教材で勉強するときに、結構応用が効くんですよね。自分もこの本で学んだやり方を、公式問題集の復習で活用するようにして、ほんとにListening力がupしていくのを実感しましたね。

この本のデメリット

 さて、べた褒めしてきたこの本ですが、デメリットも存在します。

  1. 問題量は少ない:24題しかない
      (精選模試とかだと100題以上掲載されている)
  2. 1題ごとの難易度は難しくも易しくもない:若干中途半端
  3. 新傾向の問題は2冊目に、しかも少ししか載っていない
  4. 1文1文の精読はされていない

 3番目の新傾向(3人の会話とかグラフィック問題とか)については、別に勉強法を知るための本という意味では、新傾向についてはあってもなくてもやることは同じなのであまり気にしなくていいです。

 1,2番目も、この本を勉強してから自分の難易度に合った問題(個人的にはそれより少し難しめの方が良いかな)を扱いながら、勉強法を利用すればいいですよね。勿論何冊も教材を購入しないといけないので金銭的にもやりこみ度的にも注意が必要です。自分としては、この教材と、あとは公式問題集か易しめの特急シリーズでもあればListening対策は十分かなと。高得点を目指す人は、精選模試とか他の難易度の高い問題集を追加すれば十分ではないでしょうか。

 問題は4番目なんですね。これ、TOEICを勉強されている方々があんまり気にしていない部分ではないかと。1文1文を、しっかり構造が分かっての上でリスニング勉強するならいいんですが、ただの単語のつながりと日本語訳を見て英文を理解とすると、結構痛い目を見る気がします、というかReadingで痛い目を見ます。少なくとも中学英文法くらいは理解していないと、リスニング力が、どこかふわふわした力になってしまいますので注意してください。この辺の勉強法について、どこかで説明してみたいなと思っています。

どんな人にお勧めするか

 最後に、この本をおススメする人たちを紹介します。

  • 大学受験で英語をそれなりに勉強してきてReadingはそれなりに自信があるが、リスニングはフィーリングで解いてきた大学生
  • 今までリスニングは聞くだけで復習の仕方はあまり気にしてこなかった受験生や英語学習者
  • TOEICのListening対策で他の教材にも応用できる勉強方法を知りたい学習者(TOEICer?)

 特に1番目に挙げた人たちは、きっとこの教材を勉強した後だと、いろいろな教材でリスニング勉強を出来るようになって楽しくなって、リスニング力が爆上がりすると信じています(実体験)。

まとめ

 今日の記事では、 「TOEIC(R)L&Rテスト Part 3&4 鬼の変速リスニング」をレビューしてきました。

 TOEICに限らずリスニングの勉強で悩んでいる方々、受験生でも大学生でも社会人でも、きっとこの本は役に立つと思いますので、ご利用されてはいかがでしょうか。

 今Amazonに見に行ってみたら、2冊目はkindle unlimitedの対象になっていましたね。2冊目のリンクも改めて下に載せておきます。

 皆様の英語学習で、少しでも効果があればうれしいです。

 それでは今日はこの辺で、have a nice day and see you next day!