みなさまこんばんは、あのつぎはイです。今日も更新やっていきます。
今日の記事は、簿記3級を合格する上で、1か月の勉強で、かつ出来るだけお金をかけずに合格するための方法をご紹介したいと思います。
特に次のような人々にはぜひ読んでいただきたい記事となっております。
- 1か月後に簿記3級を合格するよう会社とかから指示された人
- なるべく早く資格を取得したい人
- 資格取得のために簿記3級を勉強しているが、なるべく安上がりで済ませたい人
- お金の流れを知りたくて簿記3級を勉強しているけど、出来るだけ効率よく合格して次のstepに進みたい人
特に最後に書いた人について、自分もそうでしたが、経営者に限らず、お金の流れを知りたい人にとって、簿記3級は必須知識だと思っています。リベ大の両学長も言っていますし(誰?)。
それではさっそくやっていきましょう。
ちなみに、同じく義務教育に組み入れられるべきFP(ファイナンシャルプランナー)3級の試験についても下の記事で紹介しています。簿記3級の受験の仕方も紹介しておきます。
簿記3級の一般情報
さくっと説明します。
簿記3級は現在、従来の紙形式(統一試験)と、ネット試験(CBT方式)の2種類あります。2022年現在はどちらの試験でも一緒で以下の通りです。
試験概要
・試験時間は60分(2020年までは統一試験は120分)
・大問は1(仕訳15問)、2(色々)、3(精算表や財務諸表)の
3題
・合格は70点/100点 以上
・2020年までの合格率は40-50%だが、2021年は30%弱
となっています。合格率は、時々30%台はあったみたいなので、たまたまかと思いますが、時間が短くなっているので、その影響があったのかもしれません。
基本的に2021年6月からは試験概要は統一試験もネット試験も同一であり、勉強方法は同じで構いません=今からの内容はどちらでも通用するはずです。
この記事で勉強する上での目標
もちろん合格が目標ですが、以下のポイントを押さえたものにしています。
・勉強期間は1か月 なるべく毎日勉強し、平日は1-2時間、休日は2-3時間ほど
・なるべく安く済ませる
費用としては①受験料(2850円+ネットなら事務手数料550円、税込み)②参考書、問題集1冊ずつくらい
本当は無料と言いたいのですが、そうすると手元に辞書的に使えるものが無くなってしまうので、書籍1-2冊分だけはご容赦ください。ただ、参考書や問題集を2冊も3冊も必要ないです。
また、勉強期間は1か月が目安ですが、毎日勉強できることが前提です。一日当たりの勉強時間を2時間以上確保できるなら2週間でも可能ですが、社会人を考えると、毎日1時間くらいの勉強で1か月を目安にするのがいいかなーと思っています。
それでは、その勉強期間にすべき勉強を説明していきたいと思います。
有料部分 書籍の所です
ここでは、どうしてもお金がかかる書籍の所を説明します。大きく分ければ
「参考書、教科書」と「問題集、模試」
の2種類です。それぞれ説明します。
参考書、教科書について
ここだけで1記事作成できそうなので、今回は1か月で合格するためを前提に説明します。おすすめは「みんなが欲しかった! 簿記の教科書 日商3級」(通称:みんほし)と「スッキリわかる 日商簿記3級」(通称:スッキリ)の2冊です。
自分は「みんほし」を使いましたが、安く済ませたい方々ならスッキリの方が良いかもしれません。
なぜって?スッキリは1冊で教科書+問題集という一石二鳥の本だから(笑)
画像はいずれもAmazonより。
注意していただきたいことがあり、FPと異なり簿記の方は、そこまで試験内容の改定は少ないですが、それでも法律の改正や、試験範囲の改正などが起こりうるため、出来れば最新版の本を手元に置かれることをおススメします。ブックオフとかで古本を探してみたのですが、改定前とかの教科書は売っていましたが、最新版に近いものは無かったですね(もしかしたらすぐに売れてしまうのかもしれません)。
問題集、模試
次は問題集と模試についてです。
資格試験の絶対法則として
「資格試験は過去問に始まり過去問に終わる」
というものがあります。しかし簿記3級の場合
2021年以降の過去問が無い
ので、仕方ないので模試で間に合わせます。
こちらでおすすめは、同じく「みんほし」の問題集と、「スッキリ」です。「スッキリ」は教科書と問題集が一緒なのでお得かもしれません(合格だけなら十分なカバー率ですし)。
いずれの画像もAmazonから。
模試については、「みんほし」も「スッキリ」も、ネット上で模試を1回分やらせてもらえます。なので模試のために別に模試問題集を購入する必要はないですが、
・時間が余っていて模試問題集で数をこなしたい人
・後述する模試問題は解説が少ないので、解説の詳しい模試を解きたい人
の場合は、別に模試問題集を購入されてもいいかもしれません(ほぼ不要ですが)。
あと余談ですが、問題集は出来るだけメモ書きとかをしない方が良いです。というのも、試験に合格した後は問題集は不要となるので(教科書は参考書代わりに手元にあると便利)、メモとかなければブックオフとかに高額で売れるからです(自分もCBT方式で受験→当日に合格が分かる→翌日には売り払った)。
無料部分 ここが大事
さて、簿記3級を合格する上で使い倒したいのが、この無料部分。しっかり説明していきます。
大きく分ければ以下の通りです。
- 講義系:youtube動画で無料
「ふくしままさゆき」さんと「たぬ吉」さん - 模試系:いろいろな教育機関か本の付録で対応
ひとつずつ見ていきます。
講義系:youtube動画で無料
こちらでは講義系の動画を紹介します。2つ紹介しますが、どちらも非常に分かりやすく、かつこれだけで簿記3級は合格できちゃうという動画です。
ちなみに、どちらかの講義を閲覧すればいいので、どちらも閲覧する必要はないです、というか時間がもったいないのでやめましょう。
①【簿記系youtuber?】ふくしままさゆき様 こちらから
こちらは多くの方がおススメされているyoutuberさんですね。自分も一部動画を閲覧しましたが、非常に分かりやすくてよかったです。
しかも、講義はどれも非常に充実していて、大変網羅性の高い講義内容となっております。ほんと、有料というか、資格の○○みたいなところの講義を無料で受けているんじゃないかというくらいレベルが高いんですよね。
しかもこの方、簿記2級についても動画を無料で公開されているんです。
なので、簿記3級だけでなく2級も勉強する必要がある人にはこちらが非常におすすめです。
デメリットとしては、網羅性が高いゆえに講義時間がやや長いかなと思うので、2週間とか1か月未満で合格を目指す人については、次のyoutuberさんを選択した方が良いかもしれません。
②公認会計士たぬ吉の資格塾 こちらから
こちらも有名なサイトとおもいますが、ふくしまさんに比べるとやや知名度が低いかなという印象です。でも自分はこちらを使わせていただきました。理由は
・1か月で合格する具体的なスケジュールがある
・1個ずつの動画の時間が比較的短くて1日当たりの勉強時間をコントロールしやすい
というものがあります。なので、そのスケジュールに従って勉強して、自分も無事に合格を勝ち取ることができました。
デメリットとしては、若干分かりづらい項目がある事(自分は減価償却は分かりやすかったのですが、貸引の項目が分かりづらくふくしまさんの動画を見ました)、簿記2級の動画は有料となっていることでしょうか。
簿記3級を短期間で合格するにはお勧めできる動画ですね。
模試
こちらについては、いろいろな教育機関がCBT方式に合わせて1回分くらいを無料公開しています。それぞれ調べてもいいのですが、一覧で見たい方は
教育機関が公表した日商簿記検定試験 新試験の予想問題について
ここにあるので見ていただければと思います。ただ、もしかしたら今後公開が終了するかもしれないので、先ほどの有料部分で紹介した問題集を利用して、
必ず一度はネット上で模試問題を制限時間付きで解く
をしてください。過去問の代わりに必ずやってくださいね。
自分が実際にやった勉強方法
これは簡単に言えば次の通りです
- 「みんほし」の参考書を見ながら、たぬ吉チャンネルの動画を見ながら勉強する
- ある程度勉強が進んだところで「みんほし」の問題集を解く
特に仕訳の所は何度も解きなおした - 「みんほし」を利用してネット上の模試問題を解く
- 試験当日を迎える
という、なんともシンプルなものとなっています。簡単ですね。
改めて注意点について、教科書と問題集はなるべく最新版を利用してください。旧版でも使えるはずですが、まだCBT対応でなかったり、試験範囲がすこしずれていたりする場合があるので注意です。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回は簿記3級を合格する上で、1か月の勉強で、かつ出来るだけお金をかけずに合格するための方法を紹介してきました。
皆様の資格勉強に少しでもお役に立てていただければ幸いです。
それではみなさん、have a nice day and see you next day!